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著者説明:(けっこう)有名な企業で仕事やっているけれど、片手間でライターもやっている。ファッションと旅行以外ならだいたい書ける。お仕事、感想、批判、誹謗中傷やらなんやらがあれば、ここまで。
earthcream2000@ yahoo.co.jp (山塚あて) *すみません、昨年からずっと最近メールが1万通きていて、見切れていません。メール返信必要な場合はblogに書き込んでいただけると幸いです。 リンク じんせいをかえる会 世界一のバイヤーになってみろ!! Honey Pieだいせんせい 人生という名の終りなき回廊 mixi アは青木泰山のア! 帰ってきたおさかな日記 戦うカタツムリの主張 フォロー中のブログ
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ぼくの幼い頃、いつも大人に感心した。
「今俺は怒っているが、それはお前のために怒っているんダッ!!」 と大人たちが言うたびに「なんて大人はすごいのだ。ぼくなど感情に任せて怒ったことしかないのに」と思ったものだ。小学生か中学生か、よく忘れたけれど、その頃のぼくはそう思ったものだった。 それからしばらく経って、その発言が「完全な嘘」であることがようやくわかった。そして、それは必然的に社会に必要とされている「嘘」だとも。 自分の経験を正直に振り返ったときに皆わかるように、怒るときはまず間違いなく、怒りたいという感情だけで怒っているものだ。年下の人に怒ったときを思い出せばいい。そこに教育の観点などほぼなかったはずだ。「くそ、こんな失敗しやがって」というストレートな感情だけだったはずだ。 だけど面白いもので、そうやって怒られたら次はチャントしなきゃ、と強く思うのも事実だから(これができないと本当の意味で「怒られる」機会すらもらえない)、次は実際チャントして怒られる回数も減っていく。ここに、「今俺は怒っているが、それはお前のために怒っているんダッ!!」というコメントが社会に必要とされている「嘘」である理由がある。 それにしても「大人が怒っているのは感情からだ」というのがやっと分かった瞬間に、ぼくは何か道徳的なしばりから解放された気分になった。どこか大人のいう「嘘」をぼくが言わない分、ぼくは倫理的に上位に立った気がしたのだ。 加えておくと、ぼくはある上司から「こうやって細かく細かくつっこんでいるのは、知りたいからじゃないぞー。イジワルしたいだけだ」と正直に言われたことがある。ぼくは笑ったが、これほど正直に言ってもらったので、ぼくはその人が好きになった。そしてそのイジワルが隙なき論理展開に重要であるということが、今になってぼくには非常に興味深く感じられるのだ。
by fastska
| 2004-09-07 21:42
| 性セイせい
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