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緊急事態!!色々なことを書き散らしているようで、そうではなかったり。不思議でワイセツで知的な刺激を。
by fastska
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著者説明:(けっこう)有名な企業で仕事やっているけれど、片手間でライターもやっている。ファッションと旅行以外ならだいたい書ける。お仕事、感想、批判、誹謗中傷やらなんやらがあれば、ここまで。

earthcream2000@
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(山塚あて)
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アメリカ・夢・空~目標異論・批判
遠いアメリカで深夜一人空を見た。

広い、世界はとめどなく広い。ふと、死ぬまでに自分はどれほどのことを成し遂げられるだろう、と自問すれば絶望的な感情を抱く。世界は広い。だから、その深さの真実に皆は目をそむける。

その世界の面白さと、悲しみの無限の広がりに似た到達できぬ深さを知りたいと、ずっと思っていた。

仕事で自分一人で交渉し、アメリカの各地を歩き回る。しょうもないトラブルに巻き込まれ、思い通りにゆかず苦悶し、また上手くいったときには誰かと抱き合って喜ぶ。いつの間に、ぼくはこういう状況に身を置いたのだろう。

と、ふと思う。大学時代にまわりの女性は皆、「外国で活躍したり、英語を使う仕事に携わりたい」と言っていた。しかし、残念ながらその夢を実現している女性は残念ながら一人もいない。銀行では英語を使った出張などあるはずもなく、生保ならばなおさらだ。「海外支店がある」と聞かされて就職していった多くは、国内の営業に身を置いている。ぼくはそのような英語を使う環境から程遠い製造業に身を置くことにした。

遠回りだと思っていたことが実は近道であることが人生ではたくさんある。それはほとんどの場合、そのままの顔をして現れることはない。だから、皆はそれを避けようとする。しかし、避けずにぶつかっていれば、そのうち本当の顔を見せてくれることがある。

そして、最も重要なことにそのやっかいな奴は、たいていの場合ものすごく面倒くさい。多くの場合は仕事として降ってくる。だからたいていの人は避けてしまう。

よく、「目標を持ち進んでゆけ」と言われる。ぼくもそのことに異存はない。しかし--、と振り返って考えてみる。ぼくのほとんどの人生を決定してきたものは、ほとんど偶然によってもたらされたものではなかったか。最初から面白かったわけではなく、遠回りをしているうちにだんだんとそれにとりつかれていった。

また、ぼくはアメリカの絶望的なほど広い空を見て考えている。

空の絶望的な広がりは好きだ。
人間がつくったものが何も浮いていない。
ちっぽけな作為など吹き飛ばしてくれる。

ぼくはどこに行くのだろうか。全く似合わないことを、地球の裏側で考えるのも悪くはない。
by fastska | 2007-02-02 21:48 | 青春記・旅・思想
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