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著者説明:(けっこう)有名な企業で仕事やっているけれど、片手間でライターもやっている。ファッションと旅行以外ならだいたい書ける。お仕事、感想、批判、誹謗中傷やらなんやらがあれば、ここまで。
earthcream2000@ yahoo.co.jp (山塚あて) *すみません、昨年からずっと最近メールが1万通きていて、見切れていません。メール返信必要な場合はblogに書き込んでいただけると幸いです。 リンク じんせいをかえる会 世界一のバイヤーになってみろ!! Honey Pieだいせんせい 人生という名の終りなき回廊 mixi アは青木泰山のア! 帰ってきたおさかな日記 戦うカタツムリの主張 フォロー中のブログ
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ドラマ「漂流教室」というのがあった。楳図かずおの人気コミックを、常盤貴子らが再構築したものだ。
ほとんどテレビを見ないぼくが正直言って「面白い」と思うことはなかった。だけど、一つだけ印象に残っているシーンがある。 それは瓦礫に埋もれた未来の新幹線の名前が「きぼう」だったことだ。 なんとなく--ではあるが、それは分かる気がした。よく思えば、新幹線はなんと分かりやすい名前をつけてきただろうか。「こだま」より速いものが「ひかり」。「ひかり」よりも遠くに届いてくれる象徴としての「のぞみ」。 「のぞみ」の次はさしあたって「きぼう」というわけだ。「のぞみ」が生死をさまよう瀕死の患者をこちらの世に誘う心の一片であるとすれば、「きぼう」はもっと前向きな将来への憧憬が感じられる。 そして、もっと大事なことは、将来にさほど希望が持ち得ない時代だからこそ、逆説的に「きぼう」と名付けてしまう心情が透けて見える。 そういえば、この前ある本に「希望というタイトルの本が増えている」と書いてあった。 いつから、皆は見えぬ将来に向かっての「きぼう」なんてものを語り始めたのか。もちろん昔からだ、というのは面白くない。想像してみても高度成長期に「きぼう」なんて電車はありえない。「きぼう」を感じている人々の間では、ことさらあえて再表現する必要などないからだ。 「きぼう」を語り始めたのは最近の傾向だ--。そうするならば、次にはこう問おう。なぜ現在から逃げて、将来に託すのかと。「シラけつつノリ、ノリつつシラける」と言われた究極の刹那主義で覆われた80年代の現状肯定が今更ながらに羨ましく見える。 ねぇみなさん将来の「きぼう」よりも、今の楽しさを優先してみませんか。
by fastska
| 2006-05-06 12:11
| 青春記・旅・思想
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