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著者説明:(けっこう)有名な企業で仕事やっているけれど、片手間でライターもやっている。ファッションと旅行以外ならだいたい書ける。お仕事、感想、批判、誹謗中傷やらなんやらがあれば、ここまで。
earthcream2000@ yahoo.co.jp (山塚あて) *すみません、昨年からずっと最近メールが1万通きていて、見切れていません。メール返信必要な場合はblogに書き込んでいただけると幸いです。 リンク じんせいをかえる会 世界一のバイヤーになってみろ!! Honey Pieだいせんせい 人生という名の終りなき回廊 mixi アは青木泰山のア! 帰ってきたおさかな日記 戦うカタツムリの主張 フォロー中のブログ
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半年前だった。たくさんの未承認広告メールに混じって、「今週のあなたの国民ランキングをお知らせします」というメールが届いた。
「今週のあなたの国民ランキングは30,452,985番目でした」 それしか書いていないこのメールには何かの宣伝の要素のカケラもなかった。なんだこりゃ、と思った。でも3千万人番だったら、まぁまぁか、と。そしたらその翌週も「今週のあなたの国民ランキングをお知らせします」というメールが届いた。 「今週のあなたの国民ランキングは29,746,834番目でした。先週はあなたより上のランクの方が53,090人亡くなりました。そして、あなたは前回のTOEICで790点を取得しましたので、ランキングが向上しています」 これには驚いた、まさにぼくが取得した点数がそれだったからだ。ものすごい恐いことながら、順位が上がったのには嬉しくもあった。次の週はこれだった。 「今週のあなたの国民ランキングは31,734,132番目でした。先週はあなたより上のランクの方が89,743人亡くなりました。しかし、あなたは先週ささいなことで配偶者とケンカしています。これで別れる可能性が若干上がりました。これによりランキングが下がっています」 これを読んで、ああ、確かにこの前、俺の焼き肉を食ったとかでケンカしていたのだ。しかし、これで明らかになった、と思った。このメールは彼女からのものだ、と。早速ぼくは彼女に電話した。「あのメールなんだよぉ」「えっ何?」「いや・・・メールのこと」「何?だから、ディズニーシーに行こうっていうあのメール?返信もしてないくせにーー」と、あたかもそれを知らないようだった。それに彼女はそのような手の込んだことができない。ウソも全くつかない、のでぼくの疑問はさらに深まった。 「今週のあなたの国民ランキングは27,535,452番目でした。先週はあなたより上のランクの方が187,492人亡くなりました。そしてあなたの持っている株銘柄3つが全て値上がりしていることにより、資産の増加が見られました。ランキングが上昇しています」 ここのブログでも書いていないし、ほとんど知らないことまでこの書き手は分かっているようだった。ぼくは恐くなって警察に連絡しようともしたくらいだ。それにしても一体誰が?そして何のために。 ぼくはここでこんなことを考えてみた。これはもしかするとたまたま当たったのではあるまいか。そう考えれば、別にぼくだけにあてはまりそうなことだけじゃない。同じ内容を皆に配信し、1000人に1人くらいのたまたま当たっている奴が恐がる、単純なジョークではないか、と。 だけど逆にだれかがぼくを見張っているのではなかろうか、とも思った。もしかしてストーカーが?いや、そんな奴はいない。多分、多分、いないだろう。そう信じたかった。 「今週のあなたの国民ランキングは25,782,480番目でした。先週はあなたより上のランクの方が47,492人亡くなりました。先週末のセミナーはあなたの職業に好影響を与えるものとなりましたのでランキングに反映しています」 翌週のこれを見てぼくはぞっとなった。ぼくはリクルートの主催するicareerの「若手の仕事の能力を高めるために」というセミナーを受け感銘を受けていたのだ。これは彼女にも言っていない。電車で出かけていったし、狭い道を歩き、まわりには確かに誰もいなかったのだった。 「申し訳ありませんが、配信を止めていただけないでしょうか」 こうぼくは書いてメールした。そしてその返信は来ず、プツリとランキングはこなくなった。急に寂しい思いに襲われた。 わずか5回のメールだったが、もし今でもぼくが受信を続けていたらぼくは何位だっただろうか。そして誰が何のために配信していたのだろうか。特別な調査会社があり、そこで誰かが調査を?でも何のために。ああ、考えるだけでもいやだ。ぼくはこのことを皆に隠してきた。誰が送ったのか当てようとした。しかし皆は普通のままで、結局誰が送ったのかわからなかった。 もし送っていた人がこのブログを見ていたら、その理由を教えて欲しいと思う。そして、いまぼくが何位かも教えて欲しいのだ。
by fastska
| 2004-10-16 20:47
| 青春記・旅・思想
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