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緊急事態!!色々なことを書き散らしているようで、そうではなかったり。不思議でワイセツで知的な刺激を。
by fastska
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佐々 淳行 (著)「重大事件に学ぶ危機管理の教訓72」を読む
 ○○さん
 お久しぶりです。

 この前、携帯にメールしていただいき、推薦してもらった佐々淳行の「重大事件に学ぶ危機管理の教訓72」を読みました。ちょっと時間が空いてしまい申し訳ありませんでした。

 今「失敗学」という言葉が注目されています。どこかで、テロとか事件とか災害とか、考えられる範囲の重大事件はどうしても人間の周りに起きてしまうものですよね。そういったときにどうするのか、もちろん今までのように日本人的空気に漂い「まぁ人生こんなものだ」と開き直っても、その事件は確かに存在する事実であり、決してなかったことにはできません。
 
 ぼくは、どこの組織でも「若いうちは失敗してもいい」といわれていることに大きな違和感を感じていました。若さが失敗できる特権でもあるかという勢いの中には、どこかどこか不快感にも似た感情が渦巻きます。

 ぼくなどは「失敗なんかいやだ」と思います。先人がずっとずっと失敗を繰り返しているのに、それを学ばないなど愚かではないか、と。もちろんやっては試してみる、という理系実験の思想は嫌いではありません。しかし、あえて失敗することを推奨するなどどういうことか、と思います。

 この本はおそらく「失敗を繰り返さないため」の警告を鳴らしてくれる本なのだと思います。オウム事件の記述やイラク戦争の賛美など、ぼくの意見と異なり反論を覚えるところもありますが、全体としては面白い。最後のところの、トップがやらねばだれがやる、というくだりはまさに今流行りのアカウンタビリティーですよね。別に難しいアメリカのビジネス書でなくても十分にトップ責任の重要さを教えてくれる。

 この本に貫かれているのは徹底したリアリズムです。監視カメラの設置を反対する人権派に「世間知らず」といって切り捨てるこの痛快さは、きっと著者自身の徹底した現場での苦労からくるものでしょう。概念にとらわれず、実地でのリアリズムから考えること、そしてもちろん、トップの危機管理手法、この点はこの本を読んで感じた発見でした。

 それでは、また、ちょっと長くなってすみません。
by fastska | 2004-10-10 11:40 | 青春記・旅・思想
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