緊急事態!!色々なことを書き散らしているようで、そうではなかったり。不思議でワイセツで知的な刺激を。
by fastska
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著者説明:(けっこう)有名な企業で仕事やっているけれど、片手間でライターもやっている。ファッションと旅行以外ならだいたい書ける。お仕事、感想、批判、誹謗中傷やらなんやらがあれば、ここまで。

earthcream2000@
yahoo.co.jp

(山塚あて)
*すみません、昨年からずっと最近メールが1万通きていて、見切れていません。メール返信必要な場合はblogに書き込んでいただけると幸いです。

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ここ1週間の出来事(ぼくらはビューティフルドリーマー編)
ペーパレスオフィスのくせに1ヶ月でキングファイルが3冊増える。
お金が減るのが早くなった気がする。
よく分からない人から人生相談メールが届く。
飲み会に遅れて怒られる。
幹事、だった。
2次会で寝る。
本を読みすぎて目が痛くなる。
電車で隣に座った黒人は30分間ずっとハンドクリームを塗っていた。
スタバの「本日のコーヒー」の味の違いが分からない。
CDショップで面白い新譜が全くない。
ファンヒーターを貰う。
大学教授の授業を久々に受講する。
大学教師の授業はなぜかくもつまらないのか。
キャリアに関する本を5冊買う。
現金が足りずクレジットカードを使ってしまう。
また飲み会に参加する。
なぜ酒に酔うと、社会についていっぱしのことを言う奴が出てくるのだろう。
「うる星やつら~ビューティフルドリーマー」を再度見る。
ほとんどこのアニメで今のアニメの全てをやりつくしているのではないか。
文化祭前夜の喧騒がずっと続くあの楽しさ。
終わるべきものが終わって欲しくない、というモラトリアム。
この甘えはずっとぼくらの胸の中にある。
朝起きたら雪が降りすぎている。
寒いのはイヤだ。
映画「コンフェッション」は最高に面白い。
電車で走り回るキチガイがいる。
このキチガイよりも、隣で平気でハンバーガーを食べ始める女子高生のほうがよっぽど迷惑だった。
1時間も話していない女性から突然「あなたって本当はさびしい人でしょう」と言われる。
1時間も話していない男性から突然「なーんだか全て分かってるような口ぶりだよね」と言われる。

もうこの辺で

許して

下さい。
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by fastska | 2005-02-27 20:30 | ここ最近の出来事
公務員から仕事を取り戻そう
 ぼくの住んでいる場所の近くに図書館がある。たいていは5~6冊借りる。

 この前、いつものように本を選んでカードとともに受付に向かった。

 すると今回、二人いた館員のうち一人は(おそらく)障害を持つ人だった。かなり差別的な発言になるが、客観的に見て人々は健常者(このコトバも差別的である)の方に並んでいた。

 ぼくは悩まずその障害者の方に並んだ。

 対応は、スムーズとはいえず、コトバもたどたどしかった。しかし、別に困ることもなく、丁寧なであった。

 思ったのだが、このような公務員(および半公務員)的な仕事は障害を持つ方々にとって最高の職場ではないだろうか。机に座っていることも多く、真面目に作業すれば、人々からも感謝される。何より、まさに社会に貢献できる。

 こう考えれば、多くの健常公務員がなんと働く場所を占有しているのかと、さらに日本改革の可能性も見つけることができるだろう。

 日本は障害者の採用、今よりも何十倍もの採用を通して、世界にアピールすることも可能だ。そして、この弱者への姿勢こそが1億総中流国家としての最後の美的センスではなかったか。
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by fastska | 2005-02-27 16:57 | ここ最近の出来事
livedoorはいつまで話題をくれるのか。法と倫理の臨界点
 LIVEDOORは、ニッポン放送がフジテレビジョンへの新株予約権発行を与えたことに対して、商法違反であると新株予約権の発行差し止めを求め、東京地裁に仮処分を申請した。

 ここで興味深いのは、株主保護といっているニッポン放送が、大株主のLIVEDOORを完全に無視していることだ。株主保護とは、LIVEDOOR以外の保有者のことを言うのだろうか。よくわからないが、この点は誰も言っていないので強調しておく。

 それにしても、ニッポン放送の社員はどう思っているのだろうか。全く報道されないが、社外と同じく賛否両論があるのではないだろうか。社長・役員のみではなく、広いパブリシティを求めるのであれば、そこを明らかにして欲しい。

 さて、皆さんの会社がLIVEDOORに買収されそうになったらどう思うだろうか?

 ぼくの答えは「WELCOME!」だ。失敗してもかまわない。どうせ、会社など一つのプロジェクトにすぎないと考えているぼくにとっては、それによって会社の雰囲気がかわったって、いいじゃないか、とんでもないことになったっていいじゃないか、と思っている。

 ・・・・しかし、会社の初期から支えてきた人たちにとっては感情論で納得しがたいであろうことも同時に分かる。

 ただ、出資している人たちへの明らかな批判はマズい。これではオープンな市場で売買されている株の買主を選別します、という態度にもとられかねない。

 そもそもLIVEDOORの奇襲を予想していたのか?予想せずに、奇襲かけられたら批判するだけなのか?もしそれで、LIVEDOORのニュースすら抹殺しては、それこそフジが忌み嫌ってきた後退主義ではなかったか。
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by fastska | 2005-02-24 22:40 | ここ最近の出来事
誰かぼくを不安にさせて下さいno.2 ~ あるキャリア開発セミナー参加記
 下記書き込みの続き。

 とはいえ。

 中々面白いのも事実であった。

 皆も同じことないだろうか?10歳のときに感じた20歳のイメージはものすごい。大人だーっと思うのだけれど、実際なってみたらたいしたことない。というか、成長しているんだろうけれど、こんなもんかなぁという感じがしてしまう。

 学生のときに社会人3~5年目なんてもっともっと遠い存在だったように感じた。社会の波にもまれているようなイメージがあった。だけれど、そうなってみたら、雑談で話すのはたわいもない内容ばかり・・・・結局あんまり変わっていないのだった。

 そんな昔のぼくの幻像がそこにはあった。

 そして確実にぼくもその中の一人だった。

 皮相的でなく、中身は皆成長しているのだろうか。わからない。ただ言えることは、男性の顔である。極論を言うが、30歳近くの男性の顔は間違いなく、その人の人間性を表すようになる。つまらない人はつまらない顔へ、実力家は険しくも勇ましい顔になっている。女性のことはまだ判断できる力量はない。


 そして追伸。

 まだまだぼくのほうがマシだと思ったのは、「とっさに考える力」だった。

 ぼくの心の師は、常に言っていた。

①問題を与えられたらすぐに考えろ
②すぐに仮説を立てろ
③事実しか信じるな
④自分が言おうとしたことを他人に先に言われたら、同じことを言うな。同じ内容は何の価値もない。頭の筋力を高めろ。スポーツとおんなじだ。

 残念ながら、セミナーで意見を求められた多くの人は
「えーーっとぉぉ・・・そうですねぇ、みなさんと同じ意見なんですが、これこれはこうじゃないか、と」
 みたいな感じでコメントしていた。

 ぼくの師であれば、途中でその発言を遮ってしまうだろう。

 自分のことを無視して言う。①②③④を繰り返し訓練している人は、まちがいなく能力の高い人だ。そしてぼくはこの習慣を少しでも付けてくれた心の師に感謝している。
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by fastska | 2005-02-22 22:14 | 青春記・旅・思想
誰かぼくを不安にさせて下さい ~ あるキャリア開発セミナー参加記
 とある若手ビジネスパーソンのキャリア開発セミナーに行ってきた。

 具体名を言うのは、内容ゆえに避ける。

 集まったのは、(おそらく)前向きな若手(20代中盤~30代前半)の30人だった。会社の研修と違い、お金を払うのは自分だから、払ってまで自分の仕事を見つめようとする姿勢は少なくとも一般よりもリードしていると思ったほうがいい。

 そこで気づいたのは次のようなことだった。

 女性が多い

 30人中13人が女性だった。もしかすると、女性の社会進出が進む中、現実と理想とのギャップに最も苦しんでいる存在なのかもしれない。あるいは、女性がもともとセミナーとか習い事が好きであるという傾向もある。

  気づかない間にこれほどまでに各人で差がつくものか

 ぼくは、人間は元々さほど才能に関して優劣持っていないことを信じるくらいは楽観的だった。しかし、その後のその人の生き方によって、例えば同じ27歳でもこれほどまでに差が生まれてしまうのか、と感じた。

  甘えてるんじゃねぇ

 ぼくの予想と異なったことはこのことだ。ぼくは「やりたいことはあるが、どうやって実現させようか、その実現のために何が必要なのだろうか」というビジネスパーソンが多いのだと思っていた。だってわざわざ何万円かを払ってくるぐらいだ。

 しかし、現実は異なった。「何したらよいんでしょう」パターンの人が大多数。お前ここは悩み相談所じゃぁねぇんだぞ、甘えてるんじゃねぇ、と言ってしまうところだった。考えようによっては、ここに金払ってくるくらいだから、まだ救いようがあるのかもしれないが。

 そこで、ぼくはハタと気づいた。自分が来なければいけなかった理由に。それは難しいが、コトバに表すと次のようなことだった。

 「不安になりたい」

 そう、ぼくは不安になりたかったのだ!同世代で、こんなこんなすごいことをやっている奴らがいる。追いつけそうにもない。アグレッシブな、そして圧倒的な存在感を感じたかったのだ。

 だが、当たり前のことに気づいた。

 「そんな奴らはこんなところに来ないな」と。

 繰り返し、当たり前だった。そんな明確に突き進んでいる奴らがこんなところで悩み学ぶことなんてなんにもなかったはず。ただし、ぼくが欲しかったのはそういうことだった。「不安にさせてほしかった」。

 そして、最後にもう一点、多くの人が言っている仮説を述べる。

 優秀なビジネスパーソンは一般的に女性にモテるのではないか。
 
 中には、話もクリアで、優秀と思わしき同世代の人たちもいた。多くが下らない話で盛り上がる中、知的なくせに興味深い話をできる人が少なからずいた。

 この差はなんだろう。端的にいえば「話に魅力がある」ということだった。その魅力は何からくるのだろう。それは体験の差だった。

 昨今、「話し方」の本が売れている。ベストセラーにも何冊もなっている。しかし、ぼくがその前に重要だと思うのは、その話者の経験だけだ、ということ。

 小論文であっても、面接であっても、見知らぬ人たちとの談話であっても、魅力の9割は語りうるだけの経験でこと足りる。話し方よりもまずは、何を語るかを経験することが最も重要ではないだろうか。

 あなたの接している人の中で魅力的な話の持ち主はいますか?
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by fastska | 2005-02-20 13:47 | 青春記・旅・思想
ここ最近の出来事ではないが、考えていること(新たな発想編)
・NHKが朝日新聞のロゴが入っているユニフォームを認めなかったとか何とかで放送を中止する事件があった。では、朝日新聞の主催する高校野球はどうなるのか、とコメントしたのは鬼才勝谷誠彦氏であった。それにしても視聴者の講義ごときで放送復活するとは。自民党の圧力問題しかり、この放送局には圧力に反骨精神をもって戦うという気概などないらしい。繰り返すが、圧力などどこにでもあり、その圧力にいかに対応するかが大人の対応力のはずである。

・最近出張で新幹線を使うことが多いが、なぜJRは新幹線にマイレージをつけることを提案しないのだろう。それは国内出張の独占的なインフラであるからそのサービスの必要もないと判断した末か。JRの売上の何割が企業の出張費にあたるのだろう。「観光地めぐり」のPRばかりせず、高利で居続けている企業出張費の削減に賛同する日は来るのだろうか。

・Livedoorの買収劇でやれ「カネがあればなんでもできると考えるのはよくない」とか語る人が多い。そういう人たちは数年前まで、欧米式エコノミーの到来を賛同していたのではなかったか。M&Aの正しさは、あくまで会社が株主のためにあるという正論すぎる正論に基づいている、ということを改めて認識しなければならない。むしろ、本当にカネさえあればなんでもできるならば、それはすごいことだ。市場でカネを調達でき、それを内部留保せず社会に問い掛ける人材がどれだけいることか。旧来の思想に戻すんじゃない。その逸脱した個性を日本の中に求めていたのはどこのどいつだ。
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by fastska | 2005-02-17 23:34 | ここ最近の出来事
今まで気づかなかった言葉が突然色彩を帯びる
 2週間ほど前のことなのですが、1日時間があったので、大量にゴミを捨てようと、以前から保管しておいたコピーやらメモやら書籍やらを、「これは残す」「これは捨てよう」なんてやっていたわけでありますが、いままで気にもしていなかったコトバが今になって色彩を帯びていたのでありまして、私(わたくし)も加齢によってモノゴトの味わいを知ったのか、と感慨深くございまして、例えばですが、

「サラリーマンという職業はありません」 by 糸井重里さん

 なんて、これいいなぁ、と思ったのでありますが、よく思えば目の前3メートル先で1時間ほどお会いした糸井さんご本人もなかなかナイスガイでありまして、ああ、さすが、の一言ですが、

「ほしいものが、ほしい。」 by 糸井重里さん

 これもすごいなぁ、女の子からこんなこといわれたら、どうしますよ、あなた、なんて思っていたけれど、そんなこと言われねぇな、と思い返したのでありますが、

「コンドームはエイズ予防に有効です」 by 厚生省

 はもはや厚生省原因のエイズ患者拡大の事実の前にあっては、最大のジョークであったのでありましょうかねぇ、これは小泉某の人生いろいろ発言以上ですなぁ、と思っていましたら、

「楽しくなければテレビじゃない」 by フジテレビ

 というのがありまして、これはLivedoorが日本のメディア史上最大のジョークをフジテレビにしかける本日にあってかなり面白いのでありますが、フジテレビは堀江社長の出演するテレビ番組を「編成の問題」で中止してしまったことを見ると、もうそのギャグのレベルはフジテレビの許容レベルを超してしまったかのようですが、最後にこれを。

「変わらなきゃ」 by イチロー
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by fastska | 2005-02-15 23:14 | ここ最近の出来事
失礼な仕事人たち no.2
エピソード③

 一度だけでなく、何人ものプロフェッショナルがこういうことをしているのを見たことがある。それは、メールのアドレス帳に相手先の名前を呼び捨てで登録しているのだ。

 例えば、相手先の名前が「株式会社 サクラコンサルティング 山塚」となっている。この自覚のなさは、相手への配慮を疑ってしまう。相手のメールソフトによっては、そういう登録をしていてもわからないものもあるが、OUTLOOKなどは分かる。

 受け取った相手がどう思うか。メールは伝わればいい。これは正論だ。しかしながら、それであればあるほど、誠意が伝わるように細部に気をつかうべきだ。上記例であれば、「株式会社 サクラコンサルティング 山塚」とすべきところ。

 この細部に意思を入れることができるか、見ている人は見ている。

エピソード④

 一度だけでなく、何人ものプロフェッショナルがこういうことをしているのを見たことがある。それは自分だけの書類であっても社外の人をないがしろにしていることだ。

 社内のメモで、社外の相手を「山塚に連絡済」と書いたり、「山塚依頼内容」と書いたりする。これはむろん社内メモであれど、いつその本人に目にとまるか分からない。この可能性を分からない人間はやはり無神経ではないか。

 あなたも目の前の人ととの打合せをしているときに相手の名前をメモで呼び捨てにしていないだろうか?

 逆に。

 多くの本で中谷彰宏氏に関するエピソードを読んだことがある。氏は、誰に対しても直筆で手紙を返信し、決して相手を自分の事務所でも呼び捨てにすることなく、細心の注意を払うことなく自然に他者への配慮をしている。

 年間50冊の書籍を出し、講演活動もやり、月に100冊以上の読書をこなすこの多忙人が当たり前のこともできないうちに「忙しさ」を理由に他者への配慮を放棄してはならない。
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by fastska | 2005-02-13 22:28 | 青春記・旅・思想
もう戻れない君との時間~映画「きみに読む物語」想起文
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 映画「きみに読む物語」から想起した文章

 あなたが歩いている。すると後ろからあなたのPorterのバッグにぶつかる人がいる。あなたは振り返ると、髪の毛の茶色で化粧は濃くなく、目が大きい相当な美人がいる。服装はどこか大人びているのだけれど、おそらくまだ20代。すると「ごめんなさい」という代わりに、無言で可愛い笑顔をあなたに見せる。そしてそのまま小走りに通り過ぎてゆく。

 たいていの人ならば、このまま彼女を追いかけていくことはないだろう。冒険家、とは全く確率がないところに可能性を見つけて飛び込む。しかし、たいていの人はその一瞬限りの楽しい思い出として胸の中に忍び込ませその出来事を望郷の念のように思いを馳せるだけだろう。

 なぜあのとき思い切って彼女を追いかけなかったのか?そして「今からどこに行くんですか」くらいは声を掛けることができなかったのか。その一瞬に決断を下すことのできない普通の人たちはその場にたたずむだけで、後悔する時間もない。

 ぼくもそのような「冒険家ではない」人間だった。劇的な出来事など起こりようもなかった。金曜日になると土日にどうなるのかを完全に分かっていた。9時くらいに起きることも、そしてパソコンで何かを書き始めることも、パンを食べて昼過ぎから街に出かけることも。そして彼女からどう言われるのかも分かっていた。

 「また私を待たせて。本当に時間通り来たことないねぇ。一体どういうつもりなのか、もう最初から30分遅れで待ち合わせした方がいいんじゃない?」

 そしてしばらくは機嫌の悪いその相手に対応しなければならないのだ。しばらくするとぼくは彼女を待たせこういうのだった。

 「ちょっと本屋で何か買ってくるから、1時間ほど洋服でも見ててくれない?」

 これを聞いて彼女は、ああまたか、というような表情で諦めた調子で、「どうぞ勝手に行ってきて」と言っては逆方向に歩いていくのだった。

 しかし、ある日ぼくはその平凡な出来事の数々が偶然に起きていることを知った。その土曜日、彼女が待ち合わせ場所に来ていなかったのだ。あの地下鉄の駅に向かう階段の前に立っているであろうその影はどこにもなく、ただただ化粧の濃い10代の女性がひたすら下らない会話を携帯電話の先の相手と続けていた。

 しばらく待とうかと考えているとぼくの携帯にメールが届いた。ぱっと携帯電話を取るとぼくはメッセージを確認した。

 ごめんなさい。
 急に今日行けなくなりました。お母さんが病気で急に病院に行くことになりました。30分後には病院に着く予定です。今日行く予定にしていた映画はまた後日にして下さい。いつくらいにいけるようになるかは分からないですが。緊急で入院しなければならず、しばらく看病しなければいけません。

 付き合い始めてから5年も、ぼくらは別々に過ごしたことなどなかった。ぼくは途方にくれたようにそのメールを繰り返し読み始めた。ああ、今まで当たり前と思って受け入れていたことが全然当たり前ではなかったのだ。ぼくは一つの大きな流れの中で、ただただ流されていた。その流れが途中で中断した気がした。

 その待ち合わせの公園ではいつものとおり大学生の決して面白くないバンド演奏がひたすら繰り返されていた。ぼくは何もすることがなくなった自分に絶望していた。何かが抜けてしまったことを感じ始めていた。

 ぼくはどちらの方向に行くとも分からず歩き始めていた。ぼくは本屋くらいしか行くところがなかったし、しばらくは今まで歩いていったことのないところに行って新しい発見をしようと思ったが、1時間もすると飽きてしまった。

 彼女はまるで空気のように感じていたので、その大事さに気づくのは大変だった。一度ある電気製品に慣れてしまうと、それが存在するのが当然で、その便利さや大切さに改めて気づく人はいない。ところが今彼女は前触れもなく消えてしまったのだ。本当に何の前触れもなく。最初っからいなかったように。この不在は1日だけだろうか?それとも何ヶ月もかかるのだろうか。

 ぼくは思った。ああ、何をすればいいんだ、と。本当ならば、今のうちに今までいけなかったところにいけるはずなのに。友達を呼び出して飲みに行くのもいい。ちょっと足を伸ばせば大阪にもいける。探していたソフトを見つけに行くのもいいんじゃないか?そうだ、探そうと思っていた古本を見に行くのもいい。

 しかし、その全てに対してぼくはやる気がなかった。ぼくは普段、自分の感情を細かく細かく分析するような癖はない。ただ世の中の出来事について分析しているだけだ。しかし今回ばかりは何か自分の感情を分析したくなった。

 ああ、なんてバカなやつだったのだろう、と思った。いままで彼女はどんな気持ちでぼくに接していたのだろうか?幸せに感じることもなく過ごしていた日常は、本当は彼女との奇跡とも言っていいようなつながりの中のみで存在していたのだ。

 「おれはなんと莫迦(ばか)なんだろう。今までこういうことに気づかなかったなんて」とぼくはつぶやいてみた。もちろんそのつぶやきは誰にも届かないものではあったが。毎晩彼女とすごす代わりに、友達と飲み歩いてみたり、ときには旅行に行ってみたり。可愛そうに、誰も彼女の心を満たすものではなく、ひたすらに待ちぼうけをしていたのだ。

 「そうだ。もう止めよう。全てを止めよう。いつか彼女が戻ってきたら、全てを彼女のために使って二人で過ごしていこう、と伝えよう」。いままでの過去のあやまちを償うかのように、いまからはずっと二人だけの時間を過ごしていこう、そう思った。よし、そう考えたら気が楽になってきた。友達と飲みに行くのも止めよう。本屋に行くのだって、ぼくが待ち合わせに1時間早くきて、その間に行けばいい。

 そう考えていると、再びメールを受信した。

 色々心配かけてごめんね。
 全然大丈夫で、病院で薬もらったらもう回復しそう。
 いまから待ち合わせ場所に行ってもいい?

 これを読んでぼくは時計を見た。5時になっており、古本屋に歩きながら返信した。今まで止っていたギアが再度回転していくような感覚を覚えた。
 
 「ごめん。もう友達と6時から飲みに行く約束しちゃった。明日でいいかな」
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by fastska | 2005-02-12 12:24 | 青春記・旅・思想
livedoorはいつまで話題をくれるのか。メディアとITの臨界点
 以前ぼくが書いた筋書き通りになって、予想が当たったと思った。LIVEDOORの記事のことだ。

 「おそらく楽天かlivedoorのどちらかは近々メディアを買収するだろう」と書いたが、結局はLivedoorがTOBに近い買収劇によってニッポン放送をわがものにしようとしている。

 フジテレビがあえいでも、二つの選択肢しかない。1つ目、ライブドアに投資家として会社の指針に対し決定権を与えてしまうこと。2つ目、高額の買戻しオファーを出して売り逃げされること。

 多くは後者ではないかと疑っているようだが、ぼくは70%くらいで堀江社長は本気でニッポン放送を買うのではないか、と思う。IT、ITといってもやはり既存メディアの存在は大きい。IT(Web)の影響力が増大したからといって、まだ大きさが全然違う。

 この場合やはり自社の存在価値を高めるにはメディア買収しかなかったのではないか--。それはまさにハード分野のGEがNBCを買収したように、ソフト分野のLivedoorがニッポン放送を買収することは重なって見える。

 未だに本業よりも他業種での利益率が大きいLivedoorであるが、このメディア買収でどう動くか。ぼくは堀江社長を支持している。

 そして、最も大事なことに、堀江社長は何も悪いことをしていない、ということを忘れてはいけない。あくまでも契約を交わし株式を購入し、その上で発言権を持った。たとえ高額で売り逃げたとしても、それは売り手と買い手が存在し、合意の価格のもとで成立したビジネスライクな事実であることを決して忘れてはいけない。
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by fastska | 2005-02-10 21:39 | 青春記・旅・思想