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著者説明:(けっこう)有名な企業で仕事やっているけれど、片手間でライターもやっている。ファッションと旅行以外ならだいたい書ける。お仕事、感想、批判、誹謗中傷やらなんやらがあれば、ここまで。
earthcream2000@ yahoo.co.jp (山塚あて) *すみません、昨年からずっと最近メールが1万通きていて、見切れていません。メール返信必要な場合はblogに書き込んでいただけると幸いです。 リンク じんせいをかえる会 世界一のバイヤーになってみろ!! Honey Pieだいせんせい 人生という名の終りなき回廊 mixi アは青木泰山のア! 帰ってきたおさかな日記 戦うカタツムリの主張 フォロー中のブログ
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かかってくるはずの幸せな電話。
二日目もとりあえずかかってこなかった。 めったに聴かないCDを取り出してみた。 「ああ、なんてこった」と思った。RCサクセションの「OK」というアルバムだった。中学一年くらいに聞いていたやつだ。 もうほとんどこの時期にやりつくしているということが分かったからだ。 常に新しいものを聴いた方が良いという前提はあるのだが、このように昔耳慣れた曲を聴きなおすということは自分の過去との乖離を知る良い機会になる。 以前気付かなかった音やフレーズ。こういうものが今ではよく分かる。逆に今では若干感動できないフレーズもあるのだろうと思う。 ボーカルは、もちろんあの忌野清志郎である。このか弱さと繊細さ--。 ああ、とまた思った。曲を聴き進めるうちに「この人は自分の若い頃を嫉妬してしまうだろうな」と。 忌野清志郎のような偉大な巨人と比べようもないが、ぼくであってさえ「昔はなんでこんな言葉をつかまえることができたのだろう」と昔の自分を嫉妬することがある。 それにしても--、と思った。「Oh! Baby」から「ドカドカうるさいR&Rバンド」まで続く曲群が、彼らの精神的に落ち込んでいるときに作られたものとは到底信じることができないのだ。いや、むしろ落ち込んだときゆえに作られたと言うべきか。 昔だったらこういうことができた。そう思うのは一種の遊戯であるが、むなしい。過去を振り返るのは、確かに生産的ではない。 しかし、今の自分の状況から昔を羨望のまなざしで見てしまうことは、これからもずっとあるだろう。 昔の自分に嫉妬する。 忌野清志郎はこのアルバムで、今では書けない、美しくも悲しいフレーズを歌っている。 「ぼくを泣かせたいなら 夜更けに悲しい嘘をつけばいい」
by fastska
| 2006-04-26 22:30
| 音楽オンガクおんがく
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