|
カテゴリ
全体サイバースペース 性セイせい 音楽オンガクおんがく 映画エイガえいが 青春記・旅・思想 ここ最近の出来事 ぼくの高校時代 未分類 メモ帳
著者説明:(けっこう)有名な企業で仕事やっているけれど、片手間でライターもやっている。ファッションと旅行以外ならだいたい書ける。お仕事、感想、批判、誹謗中傷やらなんやらがあれば、ここまで。
earthcream2000@ yahoo.co.jp (山塚あて) *すみません、昨年からずっと最近メールが1万通きていて、見切れていません。メール返信必要な場合はblogに書き込んでいただけると幸いです。 リンク じんせいをかえる会 世界一のバイヤーになってみろ!! Honey Pieだいせんせい 人生という名の終りなき回廊 mixi アは青木泰山のア! 帰ってきたおさかな日記 戦うカタツムリの主張 フォロー中のブログ
web-log nost...ジーンズリメイクCoCo... 終了 悩めるおぢさんの戯れ言 試論Records 酒と猫の日々 The Elements... 万理の頂上 - Ab ... ピンクのmiracle Rhymes Of An... 北野洋品店 跡地 ゼファーガーデン(the... 最新のトラックバック
以前の記事
2007年 08月2007年 07月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 05月 2005年 04月 2005年 03月 2005年 02月 2005年 01月 2004年 12月 2004年 11月 2004年 10月 2004年 09月 2004年 08月 2004年 07月 2004年 06月 2004年 05月 ライフログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
かかってくるはずの幸せな電話。
まず一日目はかかってこない。 ちょっとだけ眠れない。 最近、古い自分と新しい自分というものについて考えている。 新しい自分、とはポジティブに捉えられることが多い。生まれ変わった自分、とはこれまで以上に良き側面を持ったものとして考えられている。 しかし、それは現状を肯定するためのレトリックであることもある。 RCサクセションの「ベイビー!逃げるんだ。」という曲がある。小学校と中学校のとき聞いていたせいだろうか。ある瞬間に、ぼくにはこの曲のある箇所のフレーズがリフレインされてくる。 「ロックは卒業だとアイツは髪を切るのさ」 「レスポールが重たすぎたんだろ」 レスポール、とはギターのこと。楽器をやっていた人ならわかってもらえるだろうか?楽器を始める中学生は皆、自分がスポットライトを浴びている姿を想像する。それは大学で歓声を浴びる経験を経た後も続くことが多い。 しかし--。その終わりがやってくることがある。就職であったり、あきらめであったり。そんなこんなでバンドマンは「重たすぎた」レスポールを捨て、机の前のパソコンで仕事を始めるようになる。 全ての恋愛が別れを前提に開始しないように、全ての楽器という夢も終わりを前提には開始しえない。 その「終わり」が来る瞬間に、当事者はどのような言い訳で自分の中のおとしまえをつけるのだろうか? その瞬間その瞬間の決定は最善であると皆信じている。決定が最善でなければ、次の瞬間からの生きる希望などありえないからだ。 そして、一方で「レスポールが重たすぎたんだろ」と笑う少年もいる。 ただ--。その少年も怖いのだと思う。レスポールを脱いだ他人が、ではない。いつ脱ぐことになるかもわからない将来の自分が怖いのだと思う。 他人の像は、明日の自分の像であるかもしれないから。そして、少年は他人を自分に重ねるのではなく、自分を他人に重ねることによってその恐怖から少しでも脱却しようとするのだろう。 「レスポールが重たすぎたんだろ」。 昔のぼくと今のぼくを対比して、そう語る「少年」はいるのだろうか? ちょっと感傷的になってしまった。
by fastska
| 2006-04-24 04:16
| 音楽オンガクおんがく
| |||||||
ファン申請 |
||